遺言書作成の際の注意点 遺留分の計算方法は?

こんにちは、財産承継コンサルタント/行政書士の鉾立です。

今回は、遺言作成の際によく問題となる「遺留分」について、Q&A形式で回答します。

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Q.
遺留分の額は、どのように計算するのですか?

 

A.
遺留分の額は、民法の規定に従って次のように計算します。

まず、亡くなった方の相続時の財産全体の価額を出します。

次に、①の価額に、亡くなった方が生前贈与した財産の価額を持ち戻して加えます。

そこから、亡くなった方の債務の全額を差し引いて、遺留分算定の基礎となる財産額を求めます。

遺留分算定の基礎となる財産額に、遺留分の割合を乗じて、さらに複数の遺留分権利者がいる場合はそれぞれの法定相続分の割合を乗じて、各相続人の遺留分を計算します。

最後に、遺留分権利者が、特別受益財産の贈与を受けている場合や、遺言により相続・遺贈を受けている場合は、各相続人の遺留分からその価額を差し引いて、各相続人の具体的な遺留分額を算出します。

 

遺言の作成を検討する際に、各相続人の遺留分がいくらぐらいになるのか、一度計算してみることをお勧めします。

※ご参考 遺言書作成の際の注意点 遺留分の計算方法<具体例>

 

以上、ご参考になさってみてください。

 


 

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